スコティッシュフォールド
- ・平均寿命 10〜13年
- ・人に対して懐く
- ・のんびりと穏やかな性格
- ・人と一緒に遊ぶことが大好き
- ・しつけがしやすい
- ・遺伝性の病気に注意
近年の猫ランキングでも圧倒的な人気を誇っているスコティッシュフォールドは凛々しい顔立ちで気が強そうな印象を持ちがちですが、実際の性格はのんびりと穏やかな性格で大人しい猫としても知られています。
そのため初めて猫を飼う方、小さなお子様がいる家族の方でも安心して飼えると言われています。
落ち着いた性格ではありますが、遊ぶことが大好きで家族の輪の中に積極的に入ってくることもあり、その仕草がとても愛らしく癒しを与えてくれます。
スコティッシュフォールドには短毛・長毛の2種類がいます。どちらのタイプもブラッシングやトリミング等、定期的なケアを行う必要があります。
病気に関して気を付けたいのは遺伝性の病気で「遺伝性骨形成異常症」というもがあります。スコティッシュフォールド特有の骨の病気で、生後3〜4ヵ月頃に発症するケースが多くなります。
骨の変形は大人になるに連れて止まっていきますが成長期に発症して変形した骨は元には戻せません。
しかし発見が早ければ対処出来る治療法等もありますので、定期的なケアや定期的に健康チェックを行うことをおすすめします。
チンチラ
- ・平均寿命 15〜20歳
- ・穏やかでもの静かな性格
- ・定期的なケア(トリミング)が必要
- ・基本的に抱っこされるのは苦手
- ・信頼している飼い主にはよく懐く
- ・長毛種のためアレルギーなどに注意が必要
毛がフワフワしていて愛らしく、それでいてどっしりと構えた姿がかっこいいチンチラはとても物静かで穏やか性格で、鳴き声をほとんど上げることがないため、集合住宅でも飼いやすいという魅力があります。
信頼している飼い主にはよく懐く場合が多いですが、基本的に抱っこされたりすることが好きではありません。
可愛いためつい構いたくなってしまいますが、スキンシップの取り方によってはストレスになってしまうこともあります。
遊んでほしい時は近寄ってきたりとサインを出すので、その際には思いっきり遊んであげてください。
注意点としてチンチラは、運動があまり得意ではないため肥満にならないための食生活にも注意が必要です。
気を付けたい病気としては「多発性のう胞腎」、「眼瞼内反症」といったものがあります。
多発性のう胞腎は、遺伝性の病気で親が発症していた場合の子猫の発症率は50%となります。残念ながら治療法はなく、一歳前後に病院で検査を受けることをお勧めします。
眼瞼内反症はまぶたが内側に入り込んでしまう病気です。まつげが目に当たることで角膜を傷つけてしまい、角膜炎等を引き起こしてしまう可能性もあります。
放置してしまうと症状が悪化する場合があるため痛がる、痒がるといった症状が見られればすぐに病院で検査を行ってください。
マンチカン
- ・平均寿命 10〜14歳
- ・明るく好奇心旺盛
- ・甘え上手で一緒に遊んでもらうことが好き
- ・運動をたくさん
- ・飼い主の命令には答えてくれることが多いため比較的しつけがしやすい
見た目の可愛さが光るマンチカンは、好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。猫とのスキンシップを多くとりたい方にお勧めです。
それと同時にお留守番が出来る猫としての能力が高く、外出が多い方や初めて猫を飼う方にもお勧めです。
基本的に元気いっぱいの性格ですが臆病な部分もあるので、大きい音や声などに恐怖心を抱いてしまうことがあります。
しつけをを行う際には出来るだけ優しく教えてあげることや突然の大きな音に怖がってしまった際には安心させてあげることが大切になります。
また注意点として、太りやすい体質でもあるので肥満には注意が必要です。食生活の管理をしっかりと行ってあげることが重要になります。
気を付けたい病気の一つに「毛球症」という病気があり、飲み込んだ体毛が消化器官に溜まってしまって体外に出すことが出来なくなってしまうことがあります。
予防法としては日ごろからブラッシングを定期的に行うことが重要とされており、抜け毛が少なくなることで体内に取り込む毛の量も少なくなります。
食事管理・体調管理をしっかりと行ってあげることが重要です。
ラグドール
- ・平均寿命 13〜16歳
- ・大人しく優しい
- ・飼い主に従順のためしつけがしやすい
- ・抱っこしてもらうことが好き
- ・他のペットとも比較的仲良く出来る。
温厚で優しい性格であることが多く、基本的に人に触れられることに抵抗が少ないと言われています。
抱っこやスキンシップにも付き合ってくれるので、初めて猫を飼う方や小さいお子様などがいるご家族にも人気の品種です。
賢く大人しいことで知られているラグドールですが、元気いっぱい遊ぶことも大好きですので、たくさんスキンシップをとってあげるととても喜びます。
多くの猫の場合、成猫になった後は独立心が強くなる傾向にありますが、ラグドールは成猫になったあとも甘えることが多いと言われています。
気をつけたい病気としては遺伝性もあると言われる「肥大型心筋症」というものがあります。心臓の筋肉が厚くなりすぎてしまい、充分に血液を排出することが出来なくなる病気です。
早期発見をするためにも定期的な健康チェックを行うことが重要になります。
アメリカンカール
- ・平均寿命 10〜15歳
- ・明るい性格で愛嬌たっぷり
- ・警戒心もあまりないため、他のペットともうまく生活していける
- ・賢く従順でしつけがしやすい
- ・毛が長いため定期的なケアが必要
クルっと丸まった耳が可愛らしいアメリカンカールは愛嬌があり、大人しくて賢い猫です。
人と遊ぶことが大好きで人懐っこく、それでいて大らかな性格で順応性に優れた性格は初めて猫を飼う方にもお勧めです。
賢く順応性が高いことから、他のペットと上手く共存することが出来る可能性も非常に高く、しつけもしやすいことでも知られています。
気をつけたい病気としては「外耳炎」、「毛球症」、「角膜炎」といったことが挙げられます。
「外耳炎」は外耳に炎症が起こってしまい激しい痒みがする耳の病気です。行動を見て耳を頻繁に痒そうにしているなどの症状が見られたら、外耳炎である可能性が高いです。
「毛球症」は飲み込んだ体毛が消化器官に溜まってしまって体外に出すことが出来なくなってしまい体調不良を引き起こしてしまう原因になります。
発症した際には早急に詰まっている毛玉を取り除く必要があります。
「角膜炎」は角膜が傷つくことで痒み、痛みを伴います。自分の爪で目を更に傷つけてしまうこともあるので、気にしている行動が見られれば病院で診てもらうことが重要になります。